超食玩黙示録
1. ジェネシックギャレオン
第1弾のガオガイガー発売から2年半。あれよあれよと勇者が増え、気が付けば最終形態であるジェネシックガオガイガーが発売されていました
今回は歴代ガオガイガー中最も塗装済みパーツが多用され、シールが少ない親切設計となっております
ギャレオンと基本的に顔と腰巻しか違わないジェネシックギャレオンですが、当然のように完全新規設計です
第1弾のギャレオンに比べ一回り大きくなっており、白がベージュに近い成形色の為玩具っぽさも軽減されています
ジェネシックガイガー
ジェネシックガイガーへの変形は尻尾を付け替える以外は完全変形。ガイガーでは付け替えだったギャレオン頭部も可動式に変更されています
太ももが立派でメリハリのある体系
尻尾は二つ折りにした後フロントアーマーの奥へと差し替え。付け根にもう一軸あれば完全変形になったので残念な部分です
頭部は相変わらずの小顔ですが、毎度のことながらイケメンに仕上がっています
こちらはガジェットガオーに付属の非変形用頭部。一回り大きくなり造形もしっかりしていますが、文字通り変形合体の際には取り外す必要があります
今まで通り平手も両手分付属します
ガイガークローはガイガーより格好が付くようになった…かな…?
2. ガジェットガオー
ステルスガオーの原案となったガオーマシン。尖ったパーツが多く組み立てに難儀しました
今回は何を思ったのかガジェットフェザーの展開機能なんてものを搭載してしまったため、細かなパーツの集合体で強度が低く気を使います
ガオガイガーのしっぽとなる首は全関節が柔軟に可動。頭部の脇から出ている爪は合体時に取り外すため接着はご法度です
3. ブロウクンガオー&プロテクトガオー
同じくライナーガオーの原案となったガオーマシン。ブロウクンはライナーガオー同様に500系、プロテクトはどうもE1系新幹線をモチーフにしているようです
プロテクトはともかく、ブロウクンは左右で尾びれの上下を再現しているので不格好もいいところ
それぞれ非変形の劇中再現用尾びれパーツが付属します
ランナー数調整の為か、このアソートにはガジェットツールとガオガイガーの手首パーツが同梱されています
4. ストレイトガオー&スパイラルガオー
ドリルガオーの原案となったガオーマシン。ドリルと目のシール以外は共通パーツ
これまた下半身の変形を再現してしまったため強度が不安なことになっています
劇中再現用のドリルパーツも付属しますが、この状態だとさらに見分けが付かなくなります
ファイナルフュージョン承認だ
今だ超人合体だ
両脚のストレイト/スパイラルガオーは完全変形
両腕のブロウクン/プロテクトガオーは尾びれパーツを組み直してドッキング
左右のジョイントはガイガー内部で接続されることはなく、ただ差し込まれているだけなのですぐすっぽ抜けます
背中のガジェットガオーは両脚と増量鬣、両腕を取り外し先に装着する必要があります
ガオガイガーの両手首はこれまでとは違い、手首パーツを後から差し込む構造になったため、合体の再現度は低下しています
ガジェットガオー接続。パーツ数の関係もあり重心が後ろに寄ります
エネルギーアキュメーター(髪の毛)を取り付け、ガジェットガオーの牙を移植したヘルメットを被せれば合体完了
それは最強の破壊神以下略
感無量ですよ
これで6800円(税抜き)なんだから安いもんですって
ちなみにこれ、両脚にしかシール貼ってないんですよ
こちらは合体用頭部。といってもガイガーに被せるだけで、これまでのようにガジェットガオーと接続されていたりはしません
こちらは非合体用頭部。ガイガーの頭部を外して付け替えます。頬のダクトがとても差し込みにくいのが難点
ツノは合体用、非合体用共通で金塗装済みのものが2つ、非塗装の黄色成形のものが1つの計3つ付属します。小顔になったせいなのか、額のGストーンがクリアパーツじゃなくなったのが残念なような、あの小さな部品をはめ込む必要がなくなってホッとしたような複雑な心境
ガジェットガオーはガイガーの両腕を取り外し、代わりに合体用パーツを噛ませることでも接続できます。こちらの方が背中に密着して重心バランスも良くなると思いきや、肩と羽が干渉して腕が回らなくなります。アホか
今回の目玉ギミックであるガジェットフェザー展開。スーパーロボット超合金同様の変形を再現していますが、おかげでガジェットガオーの強度が落ちる諸刃の剣
ブロウクンマグナムは手首を外し基部パーツを取り付ける方式
プロテクトシェードももちろん再現
手首の赤いパネルを外さず、そのまま展開後のパネルを手首で挟み込むため中途半端な再現となっています。何故ここだけ手を抜いたのかが謎
ガジェットツール・ウィルナイフ。手首を外して付け替えます
ガジェットツール・ボルティングドライバー。劇中未使用の物を含む3種のボルトが付属します。メーターまでクリアパーツを使用するこだわりの再現度
変形合体を再現しながらもスーパーロボット超合金同等のギミックを内蔵した贅沢仕様ですが、当然ながら可動範囲や動かしやすさ、安定感では一歩どころか大幅に劣るため、あくまで雰囲気を楽しむ程度です
ヘルアンドヘブン用の平手もしっかり付属。抜かりがありません
当たり前のようにヘルアンドヘブンで手を組めます。ヤバい
誰がここまでやれと言った
全高15センチ程度のキットに複雑な合体機構やガジェットフェザーのギミックを詰め込んだため、差し替えパーツの数や合体後の安定感は歴代ガオガイガー中で最も劣りますが、このサイズ、この価格で変形合体のみならずこれだけのギミックを盛り込んだのがとにかく素晴らしい。その一言に尽きます
ガシガシ遊びたい人はスパ金、変形合体しつつほどほどに遊びたい人はミニプラ。それで良いんじゃないでしょうか
以上