18年目の亡霊(前編)
STTS-909 ライジングフリーダム
18年ぶりに公開された劇場版SEEDに登場する三代目フリーダムはなんとオーブ製。『ストライクフリーダムの運用データを基にムラサメで培った可変技術を取り入れ開発した可変機』との触れ込みですが、装備は初代フリーダムを踏襲しています
形式番号がMVFでもORBでもなくSTTSなのですが、ムラサメ改も原形機のMVFからSTTSへと変更されているためコンパス提供機の独自ナンバーかもしれません
リアビュー。バックパック中央にMA形態の機首や追加のブースターが増えているためごちゃっとしています
頭部はシュラークファング(バルカン砲)と目の縁の黒以外は色分け済み
カメラアイはHGCEストライクフリーダムと同様にビームシールドと同成形色のためクリアブルー成形となっていますが、キラ機では初の青目の機体なので設定通りの色という奇跡。まさかプラモの都合で青目になったのかと疑ってしまいます
クリアパーツは新技術の偏光成形が使用されているのですが、頭部は光があまり入らないためほとんど恩恵を受けられません
翼の構造はフリーダムと同じ。白いラインはパーツ分けされておらずシールで補うのですが、無塗装だと青と黒のパーツを交互に嵌め合わせる構造のため合わせ目が出てしまう素組派には辛い仕様です
翼内部にはバラエーナ…ではなくシュトゥルムスヴァーハー 超高ビーム砲を内蔵。構造はバラエーナと同じです
ビームライフルのフォアグリップは可動するものの、角度が急なため両手持ちは窮屈です
腰部のヴァイパー3 レールガンはストライクフリーダムのクスフィアス3同様の二つ折りに加え砲身がスライドで伸びるようになっています。クスフィアス3は立体物だと長さを補うためスライド式にアレンジされることが多いのですが、公式に逆輸入された形ですね
シールドはフラッシュエッジ3 シールドブーメランになっています。劇中だと回転せず飛び回っていた気が…
オーブ製だから武器も全部名前が変わったのだと納得していたのにシールドだけ従来と同じ名称で驚いたのですが、武装はプラントからの提供だったんですね
インフィクタス ビームシールドは偏光成形のシールドが一枚付属。無塗装なのに見る角度によって色合いが変わる凄い技術ですね…
ライジングフリーダムは実体シールドをブーメランとして投げつけるため、ビームシールドとの同時装備に説得力が生まれました
ヴェルシーナ ビームサーベルはストライクフリーダム同様にレールガンの外側にマウント。マウント部は角度固定です
下部に切り込みがあるためアンビデクストラス・ハルバードへは差し替えなしで合体可能
MA形態
股間のスタンド穴にシールド接続用のジョイントを取り付ける必要がある他、シールドジョイントが余剰となります
複雑な可変機構を有するムラサメで培った可変技術を取り入れたという割にシンプルな寝そべり変形ですが、ムラサメがZガンダム型の可変機構なので、コイツはリ・ガズィみたいなもんなんですかね
追加のジョイントにもスタンド用の3mm穴があるため脚を開くことなくスタンドが使えます
劇中ではこのまま大気圏に突入していたので下面にシールドがあるのは合理的…と思いきや、何故かライフルが矢面に立っている謎
MA用に増えたパーツがウイングと干渉するため初代フリーダムより翼の可動は窮屈です
ハイマットフルバースト。背部ビーム砲をまっすぐにするのに毎回難儀します
フリーダムのタイトルバックポーズ。胴体がSEEDアクションシステムと銘打った可動強化型なので種ポーズが決まります
以上
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