塗りムラが酷い
KBT06-C アークビートルダッシュ
『メダロット4』カブトバージョンで快盗レトルトが使用した、アークビートルの改良型であるアークビートルD。多くのメダロッターがメダマスター昇段試験で相棒にしたであろう強キャラです。原型機のアークビートルが出て間もないというのに早くも発売されました
塗装が必要な個所は銃口やらダクトの内部のみ
ゲーム内のグラフィックはアーク、アークD共に正面を向いているので長大なツノが確認できないという
バイザーと胸部、腕部にはクリアパーツが使用されています。バイザー内の目のモールドはスミ入れすると悪目立ちするのもこれまでと変わらず
無表情なアークビートルですが、ボーナスとしてメタビーのような目のある表情パーツも2種付属します
細い胴体から太い四肢が伸びるというデザインからお察しの方もいるかもしれませんが、可動範囲は劣悪です
肩はダッシュユニットが頭や脚と干渉し、肩を回しただけですっぽ抜け、いかり肩にしようとするとすっぽ抜け、脚もボールジョイントと受けの形状、角度が悪いのもあって、開脚しようとするとすっぽ抜け、前に出そうとしてもすっぽ抜けます
股関節の受けの形状がおかしいとわかる一枚
説明書の見本写真のようなポーズを取らせるには、いったん四肢を外して組み直すか、関節の調整と改修が必要です
公式イラストのように横を向かせると、後頭部と肩が盛大に干渉。つくづく可動とは相性が悪いデザインです
ダッシュユニットさえ取り外してしまえば、肩周りは大して干渉することもなく、抜ける頻度も減って快適に動かせるようになります
心置きなく動かせるとはいえ、これではただのアークビートルなので寂しい
背中のメダルスロットも健在。セリフのポップもちゃんと付属しています
マイティレクリスモードへの変形は全身細々とパーツを差し替える必要があります
胴体は顔を取り外し、変形用フレームを2つ追加
腕は手首を取り外し、肘関節を固定のものに交換
脚部は脛を繋いでいたパーツを外すだけで完全変形。一番変形している部位です
胴体と腰を接続し、四肢の延長フレームを取り付ければ準備完了
マイティレクリスモード
ディストスターレクリスモードに続く第二位の推進値90を誇り、大火力のドライブAと強力なドライブB、Cを兼ね備えたアークビートルDのパワー変形
メダマスター昇段試験1回戦のメダスピードキングでディストスターに対抗でき、最終戦のパートナーロボトルでもディストスターを倒せる性能なのでお世話になりました
後ろ姿はちと寂しい
各部の関節が固定されるため、変形してしまえばポロリの心配もなく安心…と思いきや、脚の接続部が後ろの方にあるため、何度か変形させると股関節がヘタれて前かがみになってしまいます
股間には3mm穴が開いているので、台座で浮かせてしまえば前かがみになることもありません。車両タイプなので飛ばないとか言ってはいけない
以上。とてもカッコいいけれどとても遊びづらい、そんな何とも言えない出来なので購入の際にはお覚悟を
