個別にレビューするのが面倒になりました
MAFEX ダース・ベイダー (ローグ・ワン Ver.)
2017年8月発売
定価5800円(税抜き)
『シスの復讐』版に続き、3度目となる『ローグ・ワン』版はマスクや胸部等一部が新造されています。全体的に関節が緩く、設置性に難がある点は改善されていません
新造されたマスクパーツはレンズがクリアレッド成形なのが特徴
通常版では胸鎧と一体化していたマントのチェーンは省略されています
MAFEX版の欠点として、パンツを股関節の前垂れとして処理しているため、おむつのように目立ってしまう点が挙げられます
S.H.Figuarts ダース・ベイダー (ジェダイの復讐)
2019年10月発売
定価6200円(税抜き)
こちらも都合3体目となるSHFダース・ベイダー。こちらは造形もサイズもいい加減だった初期版をリデコしてどうなるものではないと判断されたのか完全新規造形です
マントも布製になり、周回遅れながらようやくMAFEXに匹敵する完成度になったと言えます
こちらのレンズは塗装で再現されていますが、マントのチェーンはちゃんと金属チェーンで再現されています
SHF版の欠点として、ライトセーバーを吊り下げるベルトが非可動のため、腰のマントにしっかりと痕が残ってしまう点が挙げられます(写真下の赤丸で囲った部分)
ライトセーバーを吊り下げた状態で梱包されているため、物によっては凹みどころか塗料が癒着している可能性も考えられます
また、両手首のスイング部が完全に癒着していてビクともしなかったのも減点。幸い両腕とも加熱して引きはがすことが出来ましたが、接着を疑うほどガッチリ固着していて頭に来ました
頭部の比較。以降の写真はすべて右がSHF、左がMAFEXです
メットを外した状態で
どちらも後頭部までしっかり造形されていますが、SHFは額から頭頂部にかけての造形が一切されていないのが分かります。EP6名義なのにとんだ手抜きをしたものです
マント無しで本体を比較
SHFの方が背が低い反面、手足が太くがっしりとした体形になっています
MAFEXはマントなしだと腹がベルトからはみ出して中年太りに見えるのが気になります
腰のマントはどちらも軟質素材が使われていますが、MAFEXの方がより柔らかく3つに切られているため、下半身の自由度は高くなっています
SHFは関節がしっかりしている分MAFEXよりはるかに設置性は高いのですが、腰のマントの見た目を優先してしまったため、可動域はほぼゼロといういつものパターンに陥っています
腕の可動域は意外にも両社拮抗しています
続いてはオプション
MAFEXは腕組みさせられるグローブが付属していますが、写真のように胸鎧の端がめくれあがってしまうため長時間のディスプレイは厳禁
外伝名義のためか、通常版にあった切断された右手首と素顔パーツは削除されています
SHFには素顔パーツと切断された右手首が付属しますが、どちらもパーツの着脱がとても固く、外すのに苦戦しているうちに別の個所が緩くなるいつものバンダイクオリティを発揮しています
素顔パーツはSHFルーク(EP6)付属の物(写真右)とは異なり完全新規造形
雰囲気としては前の方が近いので残念
息子と並べたら親衛隊みたいになってしまった
以上。同価格で造形面では一長一短と言ったところです。安定感ならSHF、遊びやすさではMAFEXに軍配が上がるので、気に入った方を買うと良いでしょう