あと一歩届かない
珍しくOVA版よりも先に発売されたTV版ウイングゼロ。ROBOT魂よりも一回り大きい完全新規造形になっています
足首がダイキャスト製なのでウイングの重さに負けるようなことはありません。バンダイの合金玩具にしては珍しく、関節も固めに調整されていました
バストアップ。TV版ウイングゼロと言えばサンドロックのような大きな顎が特徴ですが、メタボ魂版は後期OP同様に頬を赤く塗っただけの普通のガンダム顔になっています。甲乙つけがたいので2種類付けて欲しかった
胸のダクトはHG1/100のように開閉可能。胸部サーチアイはクリアパーツ製で内部メカも作りこまれています
肩部マシンキャノンは劇中通りどんでん返しで出現します。TV版の立体物は基本的にカバーと砲身の差し替えだったので嬉しいギミックです
ショルダーバーニアは肩アーマーの上下から覗かせることが可能。肩の開閉はロックが固め
ビームサーベルの収納も再現されていますが、この兼ね合いでグリップが小さくなっています
それにしてもウイングガンダムといいゼロといい、取り難い場所に仕込んでありますね
ウイングの変形と可動範囲はロボ魂版と大差なし。ヒンジが目立つのも変わらず
武器を装備。ツインバスターライフルは大きめの造形です
肘と肩関節は合金製にも関わらず保持力がすぐれているため、ツインバスターライフルも見本写真のように片手で保持可能…と思いきや、残念ながら手首のボールジョイントが重さに耐えきれず垂れ下がります
シールドは先端が伸縮。両脇の金の小羽根が鋭利なので要注意。油断していると指をざっくりやられます
ゼロシステムの起動画面が印刷された台座が付属。メタルビルドの台座のような頑丈な作りです
アームはある程度伸縮可能。手前の細いアームは固定されず、溝にひっかけ支えるだけです
問題なのが本体との接続パーツ。御覧の通り接続ピンの長さが魂STAGE(右)の7割程度しかなく、しかも材質の関係か若干反発もあるため、わずかな振動で徐々に抜けてきます
はっきり言って重量のある高級製品を飾って置けるようなものではないので、大人しく魂STAGEを使用することをお勧めします
OPの出撃シーン。写真に写らない場所でツインバスターライフルを支えています
スパロボで何かとお世話になる回転撃ち。ツインバスターライフルは分離してしまえば手首が負けることもないので本当に惜しい
グリップに合わせたのかビームサーベルの刀身も細め。これくらいの細さで描かれることも少なくないのですが、エピオンと渡り合えるとは思えない細さです
リーブラを破壊したラストシューティング
両手でライフルを持ったまま連結できるので保持力は問題ありません
ネオバード形態はロボ魂と異なり完全変形
全塗装されているので脚の変形は気を使います。台座が脹脛を支えるので長時間の展示も安心
ネオバード形態用接続パーツは股間と腹部の2ヵ所で固定する方式。股間のピンは相変わらず短くて緩いのですが、腹部の支えがしっかりしているため、MS形態とは比べ物にならないほど安定して保持します
飾っておくなら断然ネオバード形態がお勧め
以上。ロクな思い出のないバンダイの合金玩具にしては珍しく、関節がしっかりとしていて遊びやすかったのですが、合金を使っていない手首と台座で減点させられるのが勿体ない