多々買いは数だよ兄者

置き場がない 置き場がない ホントのことさ

劇場版ポケットモンスター 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒

劇場で観たのはアルセウス以来。まぁアルセウスの時はラティアス&アティオス以来だったわけだけど。
※ネタバレあり




サトシ様御一行
タイトルの通り今回は人造ポケモンであるゲノセクトミュウツーの絡みがメインになっており、サトシたち一行はあくまでオマケ扱い。今の連れが二人ともジムリーダーなのは知ってたけど、中の人は宮野と悠木ちゃんなのねw



ミュウツー
本作のミュウツーは『ミュウツーの逆襲』に登場したものとは別個体。『逆襲』のはロケット団製だったけど、今回は回想でどこかの研究所が映ってはいるものの特に言及されず。それどころか、『逆襲』の出来事がなかったことにされ、サトシはミュウツーというポケモン自体初遭遇という扱いに。まぁ『逆襲』もなんだかんだもう15年も前の作品だし仕方がないかな。今の子供が観てるとも思えないし。
最強のポケモンとして生み出され、実験動物としての扱いに耐え兼ね脱走、人間に不信感を抱いているというところまでは『逆襲』と同じですが、前回と違うのは野生のポケモンたちに受け入れられ、自分の居場所を確立しているという点。そのため精神的に安定しており、見ていて安心感を与えてくれます。戦闘では相変わらずメチャクチャな強さで、特に今回はタイプの相性が最悪のゲノセクト5体を相手に周囲のポケモンを守りながらも一歩も引かないという一騎当千ぶりを発揮。あとは覚醒形態が序盤からほいほい出てたのが少し拍子抜け。頭でっかちで幼く見えるからあまり強そうではないし、こちらはイマイチな扱いでした。



ゲノセクト
ゲノセクトは「プラズマ団が化石から蘇らせられ、兵器として改造したポケモン」というミュウツーと同じ境遇のポケモンですが、今回スポットを当てたのは「古代のポケモンだから現代社会に居場所がない」という面だけ。自分の居場所を確立したミュウツーとの対比としてはこれで十分なのだろうけど、化石ポケモンなんてそれこそ両手の指では足りないほど出ているんだし、兵器として改造された悲哀も描いた方が良かったかもしれない。赤いゲノセクトは指揮官機らしく僚機のコントロール機能もあるんだしもったいない。子供のゲノセクトもいたんだけど、声と見た目が合ってなくてじわじわくる。



これ以外だとオーダイルがひたすら火を噴いていたのが印象的だった。お前水タイプだろw