多々買いは数だよ兄者

置き場がない 置き場がない ホントのことさ

ROBOT魂SIDE AS レーバテイン レビュー


―われわれはどこからきて、何者で、どこへ行くのか。
本日は『フルメタル・パニック!』より、後半主人公機のレーバテインを紹介。


パッケージ

オプションが多いので普段より大きめ。レーバテインの設定集が付属します。



ARX-8 レーバテイン

長編第9巻から登場する新主役機。試作型の大出力ジェネレータやラムダ・ドライバの使用を前提とした165mm多目的破砕・榴弾砲など、従来のASを凌駕する圧倒的な出力・火力を誇る反面、電子兵装がサベージ並みという大きな弱点も抱えた欠陥機。名前の由来は北欧神話に登場する炎の魔剣レーヴァテイン。
デザイナーの海老川兼武氏が監修しているだけあってプロポーションは文句なしの完成度。各部のマウント径はSIDE AS準拠。全身に軽くスミ入れを施してあります。




バストアップ。複雑なデザインの頭部ですが良く出来ているかと。頬のガトリングガンも砲口が3つ造形されています。




ポニーテール状のラムダ・ドライバ放熱索は差し替えで再現。途中に回転軸があるので微妙に表情を付けられます。




腰部マウントラッチも今まで通り差し替え式。各種3㎜軸台座用のアタッチメントパーツも付属します。未使用の穴は恐らくXL-3接続用かと。




可動範囲。今回は関節が一新され、アーバレスト、М9以上の可動域を誇ります。股関節の軸には上下可動もあります。




従来のM9系が苦手とした膝可動もこの通り。胴体は今まで通り柔軟に動きます。





オットー・メララ「ボクサー2」76mm散弾砲。ストックとポンプは可動式。マガジンの取り外しも出来ます。




腰部マウントラッチとサイドアーマーにマウント可能。サイドアーマーへの接続軸はマガジンにあるのでマガジンだけをサイドに懸架することも出来ます。




ジオトロン・エレクトロニクスGRAW-4単分子カッター。収納・展開状態が2つずつ付属。




収納状態の先端部を差し替えることでニーカッターを展開




最終巻で一回使ったきりの武器まで再現できるのは最後発ならではと言うべきか




ロイヤル・オードナンスM1108対戦車ダガーは一本付属。対AS手榴弾は残念ながら付属しません。




アルが操作する脇腹の隠し腕は差し替え式で2基付属。複数の関節が仕込まれグリグリ動きます。




アーム部に関節はありませんが武器の保持も可能。流石に対戦車ダガーは掴めませんけど。




セワード・アーセナル165mm多目的破砕・榴弾砲。こちらもマガジンが外せます。
設定では本体と砲身を別々に懸架するはずですが、ROBOT魂ではガン・ハウザー形態を折りたたみ懸架する方式に変更されているので追加砲身は単独でのマウントが出来なくなり、短砲身状態では余剰となってしまいます。ほぼ唯一の残念ポイント。




グリップは回転式なのでどんな状態でもしっかり掴めます。隠し腕をひっかけるポイントもあります。




バレルを追加してガン・ハウザーモードへ移行




バレル基部からはフォアグリップが展開します




足腰がしっかりしているので保持・自立も余裕




リボルテック版とは異なり、デモリッション・ガンを本体側に懸架できるので長編9巻で初登場したときの姿も再現可能です




『サガラ軍曹。あなたの戦争への復帰を許可願います』




「……アル」
《はい、軍曹殿》
「何分かかった?」
《五分五二秒です》
「…………」




長編10巻中盤で装備されたラムダ・ドライバキャンセラー「妖精の羽」。肩アーマー先端部を差し替えます。




リボルテック版と同じ位置に回転軸があります




「『妖精の羽』は使えるか!?」
《またぶっつけ本番ですか》
「さっさとやれ!」
《了解……!》




フル装備でのガン・ハウザー。リボルテックなどですっかりお馴染みの構図ですが、実際にこの状態で撃ったのは11巻ラストの5発程度。




《感謝します》
「なにを―」
《一人でやってみます》
衝撃のラストシーン。バリアエフェクトはULTRA ACTティガから拝借しました。




系列機との比較。XM9の改造機であるアーバレストと、M9E系列ベースのARX-8を再設計したレーバテイン。アーバレストとガーンズバックは多くのパーツを共用していますが、レーバテインはM9の面影こそ残るものの完全に別物です。







以上。


「製作決定」の第一報からなかなか進展が見られず、イベントでも試作品が出展されない日々にやきもきもしましたが、ようやく発売となったレーバテイン。
魂ウェブでXL-3の受注も始まり、6月には遂にコダールの発売も決定されましたが、アニメ化が途中で止まっている作品なだけに先行きが懸念されます。
これを機にコダールの各種バリエーション、そしてエリゴール、宿敵ベリアルまで是非ともつないで欲しいものです。